企画運営メンバーを代表して

全日本芋煮会同好会には、全国から集まった個性的なメンバーで企画、運営をおこなっております。それぞれの知恵、情報、経験、そして思いを持ち寄り、芋煮会の普及に取り組みます。

企画運営メンバーを代表して、活動への思いをご紹介させていただきます。

代表シニアイモニストコーチ アンディ

代表シニアイモニストコーチ アンディ

ふるさと、山形ではあたり前に行われている「芋煮会」。幼い頃から、秋の行楽シーズンだけでなく、人が集まる所にはいつも「芋煮会」がありました。小学生の頃は、秋のマラソン大会終了後はグラウンドで通学班ごとに芋煮会が行われました。親達は毎週のように「芋煮会」が開かれ、秋は飲み会=芋煮会と言っても過言ではありません。

大学進学で東京に上京して、大学のサークルメンバーと「芋煮会のシーズンがきたよ!芋煮会やるよ!」と発したところ、「芋煮会ってなに?肉じゃが?」と言われました。当たり前の芋煮会を知らない人がいる、ということがとても衝撃的だったことを今でも覚えています。

知らないなら、ぜひみんなに教えてあげたい!という気持ちになり、サークルのイベントに取り入れてみたり、学祭で芋煮で出店したり、多摩川のバーベキュー場でゲリラ的に芋煮会を開いたりしながら、周囲の方から関心を持ってもらいました。誰に頼まれるわけでもなく、何かあれば「芋煮会やろう!」。社会人になっても全く同じことをやっていました。山形県人でなくとも、少しずつ芋煮会の認知が上がっていることを実感していました。

そんな中、2011年に東日本大震災が発生。東北地方に甚大な被害を及ぼしました。ボランティアで岩手県沿岸の仮設住宅で支援中に感じたこと、そこに必要なことは「持ち寄る」「一緒に作る」「シェアする」のコミュニケーションであり、まさに「芋煮会」そのものでした。

2012年、芋煮会がもつコミュニケーションツールとしての素晴らしさをもっと多くの方に知っていただき、そして共感していただける仲間を広げていきたいと考え、この「全日本芋煮会同好会」を立ち上げました。共感してくれる仲間と共に、多くの東北復興支援イベント、コミュニティ支援、食育活動、そして防災訓練での活用を提案してきました。会社の新人研修にも取り入れていただくこともありました。

そして、今あらためて、この「芋煮会」という素晴らしいコミュニケーションツールを活かして、さらに「芋煮会スタイル」のコミュニケーションの楽しさを伝えていきたいと考えています。

私達には、単純に調理をおこなうためだけのレシピではなく、一緒に芋煮会を盛り上げるコミュニケーションのノウハウがあります。2018年シーズンにはこれをコミュニケーションレシピとして公開します。このレシピを活用し、全国いたるところで「芋煮会スタイル」のコミュニケーションを楽しんでいただけたら最高です。

これからも、屋外に限らず、インドアでの芋煮会の楽しみ方を提案し、イベントや芋煮会塾を開催してまいります。もし、バーベキュー場や、移動の電車のなかで「全日本芋煮会同好会」のロゴが入ったTシャツを着た人を見かけたら、ぜひ気軽に声をかけていただけたら幸いです。

代表 シニアイモニストコーチ アンディ