Mission
「持ち寄る」「一緒に作る」「シェアする」東北の食文化を通じ、人と社会に貢献します。
Vision
「芋煮会」を通じ、心身ともに健やかで継続的な未来を創造します。
Value
「イモニスト」マインド
お互いの多様性を認め、思いやりをもって一緒に高めあう、「コミュニティの頼れる存在」を目指します。
東北の食文化、コミュニケーション「芋煮会」
主に山形、宮城、福島を中心に開催される秋の食イベント「芋煮会」。地域によって作り方や食材が異なるこの風習は、9月末~10月末の定番イベントとして長く地域に愛されてきました。
この「芋煮会」、実は「持ち寄る」「自分達でつくる」「分け合う」という、コミュニケーションの重要な要素が集約されており、東北以外の地域でもコミュニケーションイベントのひとつとして注目されています。
東日本大震災がきっかけで気づく
2011年3月11日に発生した東日本大震災。その時私は偶然にも地元山形に帰省しておりました。被災地の復旧、復興に少しでも力になりたいと考え、当時勤めていた会社が東北の復興支援に取り組む方針を掲げたことを受け、私もそのプロジェクトに手を挙げました。
地震と津波により大きな打撃を受けた沿岸部、そして海とともに暮らす安らかな生活を奪われた地域のみなさんの仮設住宅での生活を目の当たりにし、ひどくショックを受けたことを今でも鮮明に思い出します。特に仮設住宅での生活は、山形の地域コミュニティでの生活を知っている私から考えても、壁一枚隔てて知らない人が生活している生活への不安、孤独感を感じるものとすぐに察しました。
「人」と「人」をつなぐもの、それは単なる炊き出しや芸能人がおこなう復興コンサートではなく、住民同士が一緒に取り組み、一緒に共感できるものはないかと考えたとき、地元山形で秋の河原で繰り広げられる「芋煮会」のイメージが頭に浮かびました。
単なる郷土料理ではない、単なる野外の食イベントではない、この「みんなで持ち寄る」「一緒につくる」「シェアする」芋煮会の本来のパワーが、もしかしたら人と人、地域と地域をつないでいけるのではないかと考えました。
そしてさらに、この「芋煮会」の文化を全国に普及させ、日本各地で芋煮会が開催されることによって、人と人、地域と地域のコミュニケーションが活性化され、日本を元気にしていきたい、という思いをもち、同好会を設立することを決意しました。
「持ち寄る」「一緒に作る」「シェアする」理念の実現
■ 地域の食への貢献
地域の食文化、食材を尊重し、積極的に取り入れるとともに、新しい食の魅力を創造
■ 健康への配慮
「減塩」「減糖」に配慮し、生涯芋煮会が楽しめる世界観の表現
■ 防災への貢献
災害時の「食」に関する政策提言と具体的な運用モデルの構築
■ 多様性への対応
食の嗜好、宗教にかかわらず芋煮を楽しめるための情報と手段を提供
■ 環境への配慮
「食品ロス削減」「ゴミ削減」「プラ削減」に配慮した運用モデルの構築
■ 活動を支える「多様なレシピ開発」
これまでのレシピに縛られない、置かれた環境や多様性、健康にも配慮し、
さまざまなレシピを認めるとともに、同好会オリジナルのレシピ開発、発信を実践
この会は、東北出身者、芋煮会経験者に限定せず、仕事や旅行で東北にゆかりのある方、東北の食に興味がある方、そして食を通じて人脈を広げていきたいとお考えの皆様に、ぜひ気軽に参加していただきたいと考えております。
そして、これらの活動は、芋煮会の文化や楽しみ方を知っている方だけでなく、日本全国、そしてこの素晴らしい東北、日本のコミュニケーション文化を世界に発信し、つながっていきたいと考えます。
これからも、みなさまの多数のご参加を心よりお待ちしております。
2024年11月23日更新
全日本芋煮会同好会
発起人 黒沼篤(アンディ)
全日本芋煮会同好会 概要
■設立 :2012年8月
■代表 :代表 シニアイモニストコーチ 黒沼篤
■会員数:(2024/11/23現在)
Facebookフォロワー数 3,089名
主要イモニスト:38名
■主な活動:
・芋煮会文化の認知向上
・「芋煮会」を活用した人と地域の活性化支援
・災害時のノウハウ活用推進
・「芋煮会」を活用した人材育成支援
・食育支援
・芋煮塾の企画運営
■お問い合わせ先:
全日本芋煮会同好会 事務局
Mail : enjoy.imonikai@gmail.com